祝!全国大会 出場壮行公演「ローカル線に乗って」

つながっているのは
線路だけじゃない。

 

車やバスが主な移動手段に変わっても
便利さだけでは語れない愛しさのようなものが、木次線にはある。

およそ一世紀前に人々の熱意から生まれ
木炭を運んだり、戦争を経験したり、通学の学生たちを乗せたり
少しずつ線路をのばしながら、町や人をつないできた木次線。
人々もそれに応えるように
18分の12の英気を自分たちで守ったり、木次線への思いを演劇で表現したり。

一つの鉄道を通じて、町、人、記憶がいくつもの時代を越えて
つながらるように、つらなるように。

「便利さ」への明確な答えは難しいけれど
はっきりしているのは、木次線がつないできた人や歴史や記憶は
簡単につくれるものでも、簡単に失っていいものでもないということ。
木次線がつないできたものが明日につながるかどうかは、

今わたしたちにかかっている。

 

 

三刀屋高校演劇部
「2023かごしま総文」演劇部門大会 出場作品

『ローカル線に乗って』
脚本:亀尾佳宏

*Story*
10時56分発の汽車に乗るために女性が一人木次駅に駆け込んでくるがホームに車両の姿はない。一人たたずむ駅員に時刻を尋ねると「1059」と答える。間に合ったのか間に合わなかったのか、二人の不毛なやり取りの中来るはずのない謎の車両が到着する。おそるおそる乗り込むと、それは昭和の思い出を乗せた汽車だったー。
過去と現在、現在と未来、ローカル線が問いかける豊かさのあり方。

 

*Cast*
勝部瑞穂 中村美鈴 佐藤巧一 武田眞奈 藤原玲奈 陶山紗碧 飯塚円香
加藤大成 野中風花 陶山桔平 金森里紗 長廻茉弥 渡部如矢

*Staff*
高橋奏太 小玉昴大 土江和輝 奥井進次郎
奥井英治 大坂彩華 田中亮輔 新藤寧

*演劇部顧問*
廣田達也 吉廣恵一

 

 

【日時】
2023年7月23日(日)
12:00開場 12:30開演

【会場】
雲南市木次経済文化会館チェリヴァホール 2Fホール

【料金】
入場無料(自由席)
※予約優先

【ご予約・お問い合せ】
雲南市木次経済文化会館チェリヴァホール(雲南市木次町里方55)
TEL:0854-42-1155
FAX:0854-42-1251
予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/fightengekibu

【主催】
雲南市

【共催】
三刀屋高校演劇部
株式会社キラキラ雲南

 

*高校演劇全国大会(全国総合文化祭演劇部門)と三刀屋高校演劇部*
全国で活動する約2000の演劇部のうち、毎年夏に開催される全国大会に出場できるのはブロックを代表する12校。中国地方では各県大会で推薦された代表校11校が中国大会で上演し、そこで最優秀賞を受賞した1校が中国ブロック代表として全国大会へと出場する。中国地方150校から1校だけという実に狭き門である。
三刀屋高校は2006年『山月記』、2007年『笑い女』、2008年『暮れないマーチ』、2010年『オニんぎょ』、2012年『ヤマタノオロチ外伝』、2019年『ただ、今』、2021年『永井隆物語』で全国大会出場をしている。この夏は木次線を題材とした『ローカル線に乗って』で2年連続8回目の出場を果たす。

*JR木次線*
木次線は、島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅を結ぶローカル線。1916年10月11日に宍道ー木次間が開業した。沿線にはヤマタノオロチ伝説にまつわる伝承地が点在し、豊かな自然景観や温泉、食の幸がある。1998年からトロッコ列車「奥出雲おろち号」が運転され、広域観光資源のひとつになっている。

壮行公演チラシ表壮行公演チラシ裏

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