チェリヴァシアター 令和元年度優秀映画鑑賞会

タイトル
優秀映画鑑賞会 ~カルメン故郷に帰る、二十四の瞳、野菊の如き君なりき、喜びも悲しみも幾歳月~

開催期間
2020/01/18~2020/01/19
時間等
【1/18】10:30~『カルメン故郷に帰る』 14:00~『二十四の瞳』  【1/19】10:30~『野菊の如き君なりき』 14:00~『喜びも悲しみも幾歳月』
料金

【優秀映画鑑賞会特別料金】

一般:一日500円

高校生以下無料

概要

叙情的な作風で多くの観客を魅了した木下恵介監督の作品の中から、戦後日本映画の代名詞と言える珠玉の4作品を、当時の35mmフィルムで上映いたします。


10/18(土)10:30~『カルメン故郷に帰る』

(1951年 / 松竹 / 86分 / カラー)

出演:高峰秀子、佐野周二 他

富士フイルムの委託で、当時黒澤明監督とライバル視されていた才人・木下恵介が監督を務めた日本初の総天然色長編映画。物語は、東京で名を上げたストリッパーが、いっぱしの芸術家気取りで、故郷に錦を飾りに帰ってくる田園喜劇。親子の情感が、浅間高原の広々とした牧場を背景に、哀愁豊かに描き出される。

 

10/18(土)14:00~『二十四の瞳』

(1954年 / 松竹 / 155分 / 白黒)

出演:高峰秀子、月丘夢路 他

壷井栄が1952年に発表した児童小説を、当時気鋭の中堅監督であった木下恵介が脚色・監督した作品。小豆島の豊かな自然を背景に、戦争を挟んだ激動の時代を、小学校の教師とその教え子達の成長を通して描き、国民的大ヒットとなった。

 

 

10/19(日)10:30~『野菊の如き君なりき』

(1955年 / 松竹 / 92分 / 白黒)

出演:有田紀子、田中晋二 他

原作は、正岡子規に師事した明治の歌壇、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」。数十年ぶりに故郷を訪れた老人の、淡い恋愛を古い道徳観に縛られる大人達に咎められたことの追想が、信州の美しい自然を背景に回想形式で描かれる。

 

1/19(日)14:00~『喜びも悲しみも幾歳月』

(1957年 / 松竹 / 160分 / カラー)

出演:高峰秀子、佐田啓二 他

ある灯台守の妻の手記からヒントを得て、木下監督が作り上げた夫婦の一代記。1932年、新婚早々の一組の夫婦が観音崎灯台に着任した。二人の生活は、戦争に翻弄される日本と同じ苦労を辿り、戦後も一人息子の死や娘の結婚という悲喜こもごもの連続であった。

 


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