キラキラ雲南バンドクリニック木村クラス

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今年のバンドクリニックは、指揮者の木村吉宏先生にもお越しいただきました。

日本が誇る3大吹奏楽団の一つ、大阪市音楽団の指揮者として輝かしい実績を誇る木村先生は、近年は体調管理のため仕事を限定されているそうです。全国各地で行われる吹奏楽コンクールの審査員を全て辞退され、遠方での演奏活動も制限されている中、今年度1度だけ雲南のバンドクリニックにお越しいただきました。

「雲南の子どもたちはええなぁ!」と口癖のように言う木村先生。吹奏楽のレベルはそんなに高くない当地区ですが、木村先生が言うには“子どもたちの目がいい!”とのこと。70を過ぎたマエストロの目に、雲南の子どもたちはどのように映っているのでしょうか。

木村先生のもとで音楽を勉強されている松尾共哲先生によると、雲南の子どもたちが演奏する音楽は素直で純朴なのがいいのだそうです。人間性も良く、合奏をしている様子は、都市部の子どもたちには見られないものだということ。木村先生が言うには、3世代の家庭で育っていたり、地域の行事などを通し、人間通しのつながりがしっかりしているのが木村先生には心地よいのだそうです。それで「雲南の子どもたちはいい!」ということだそうです。

木村先生は、今月オランダで行われた音楽祭に参加され、国際電話でチェリヴァホールに電話がありました。「今、ヤン・ヴァン・デル・ロースト(著名な作曲家)と雲南の話をしてるんやけど、雲南の子どもたちが写ってる写真をメールで送ってくれ!」と木村先生。木村先生の話では、超大物作曲家のロースト氏と雲南の子どもたちとの経験についてお話しされたということでした。もしかしたら、いつか木村先生と一緒にロースト氏が雲南にやってくる日が来るかもしれません。

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木村先生はもともとクラリネット奏者ということもあり、雲南の子どもたちには合奏指導だけでなく、クラリネットの指導もしていただきました。

木村先生には、この雲南地区に好意をもっていただきとてもありがたく思っています。今後も日本の吹奏楽発展のためにも頑張っていただきたいと思います。良ければ、これからも雲南や島根の子どもたちにも貴重な音楽体験の場を提供していただければと思います。

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