今年4月に着任された宇山先生率いる三刀屋高校吹奏楽部もキラキラ雲南バンドクリニックを受講されました。

雲南の雄とも云われる三刀屋高校吹奏楽部は、例年島根県吹奏楽コンクールで上位に食い込む演奏レベルを誇っています。そんな三刀屋高校吹奏楽部が選んだ今年の演奏曲目は、課題曲Ⅳ．エンターテインメントマーチとマスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」です。

三刀屋高校吹奏楽部の演奏は、講師の松尾先生が認めるほど予想以上の底力があり、指揮の表現ひとつで演奏表現が変えられる技術を持ち合わせています。また、松尾先生からは顧問の宇山先生の計算された音楽表現をきちんと再現し、求められる音楽を忠実に奏でられる能力を持った楽団だとコメントをいただきました。

島根県吹奏楽コンクールでは、出雲北陵高校などの全国大会出場校も加わるレベルの高い大会ですので、三刀屋高校の生徒の皆さんがめざしていた結果にはならなかったかもしれませんが、三刀屋高校の演奏を聴いた方からは、「三刀屋高校のカヴァレリアに涙が出た」と感想を漏らす方がいらっしゃいました。音楽を通して人を感動させられることはとてもすごいことで、誰もができることではありません。これからも三刀屋高校吹奏楽部の誇りを持って活動に取り組んでいただきたいと思います。

今月下旬には、地元三刀屋のアスパルで学園祭があり、そこでのステージも予定されていますし、12月にはアンサンブルの大会もあります。数年前にはアンサンブルの大会で中国大会出場も果たした三刀屋高校吹奏楽部に地元の皆さんも応援していただければと思います。